池袋から西武がなくなる──変わりゆく街と客層、百貨店が消える本当のワケ
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時代の変化でしょうか。百貨店の人気がますます減ってきており、そもそもブランド側も百貨店よりは大きな商業施設や駅周辺の旗艦店を作る方を優先する。百貨店がすべてなくなることにはならないと思いますけど、百貨店こそブランド力の勝負になる気がします。
フランスも「百貨店」と呼べる業態の店舗がそうあるわけではない。パリ市内だとラファイエット、プランタン、ボンマルシェ、ちょっと変わってBHVぐらいかな。
これらに加えて最近サマリテーヌがLVMH資本下で再オープンしたわけですが、まぁ完全にインバウンド向けです。昔を知っている人に言わせると「ブリコラージュ(日曜大工)用品も売っている店だったんだよ」とのことで、もっと地元需要にも対応した店だったよう。
地元需要を取り込んでいるのはレアルやリニューアルしたボーグルネルといったショッピングモールだと思います。都心でも百貨店厳しいよね、と問題を顕在化させたのは池袋西武。百貨店世代の高齢化と若年層の取り込み不足。ブランド品は表参道にも、東京ミッドタウン他にもある。物だけ購入したいのではなく、買い物とそれ以外の時間消費が求められ、その点が百貨店には不足していると思う。