2022/12/27

【最新】スタートアップ起業家「億万長者ランキング100」

多くのスタートアップ起業家にとって、2022年は株価下落が続く厳しい一年となった。
それでも、2012年以降からの「第4次ベンチャーブーム」は今も続いており、2022年は91社が国内で新規上場(IPO)にこぎつけた。
「スタートアップ・ドリーム」──。
多くのスタートアップ起業家は、創業した企業をIPOさせることで、保有する自社株に時価(価値)が付くことになる。
当然、企業の価値が上がれば、自社株の資産額も跳ね上がる。
NewsPicks編集部は今回、第4次ベンチャーブームで経済的に最も成功しているスタートアップ起業家が保有する資産額の最新調査を行った。
 このランキングは、「第4次ベンチャーブーム」と言われる前の2011年以降に上場した企業に絞って算出しています。

 起業から上場までの平均年数が約11年であることから逆算して、会社設立の時期を2000年以降としました。詳細は、記事の最後に載せている注記をご参照ください。
INDEX
  • 【トップ3】1位は意外な企業
  • 【トップ10】最年少の26才CEO
  • 【トップ30】SaaS系は「半減」も
  • 【31〜50位】女性はWantedlyだけ
  • 【51〜100位】ラクスとレノバは計4人

【トップ3】1位は意外な企業

2022年版の「スタートアップ起業家・億万長者ランキング」は、100億円以上の資産を持つ起業家が71人ランクインした。
トップ3位を見ていくと、3位に転職サイトの「ビズリーチ」などを運営するビジョナル(東京・渋谷区)の創業者である南壮一郎社長(46)が入った。資産額は約1370億円。
ビジョナルの経営は、「ビズリーチ」事業が40%台の成長率を保っている一方で、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズも好調で、利用企業数が1280社を突破している。
ビジョナルが上場したのは2021年4月。現在の時価総額は3200億円と、順調な株価が南社長が持つ資産額を引き上げた。
2位は、ソフトウェアテスト専門企業・SHIFT(東京・港区)の創業者で代表取締役社長の丹下大氏(48)がランクインした。
SHIFTは時価総額は4000億円を超え、業績も好調をキープしている。2022年8月期は、売上高が649億円で前年度より40%以上成長。営業利益は69億円を記録した。
2023年8月期の会社予想も、売上高が34%増の870億円、営業利益は10%超となる94億円を目標とした。さらに、2028〜30年には、売上高3000億円を達成することも公言した。
そして1位に輝いたのは、この企業だ。