モスバーガー、一頭買いした黒毛和牛を使ったバーガーを100万食限定で発売
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『一頭買い黒毛和牛』とかキャッチーな言葉だけが走りすぎないか?
『正しい黒毛和牛の価値創造』について生産者目線でちょいと考えてみた。
これはモスの高い原価率(一説には50.7%といわれている)をもってしてもザックリ逆算すると,
再肥育ほとんど無しの経産黒毛和牛か,保管在庫支援肉しか思い当たらない。
詳細は敢えて書かないが,350頭 100万食 @690円 という数字キーワードから。
すがけんさんの #小さく分けて考える クセが付いたのか,色々と細分化して考えてしまう(笑)
やはり『黒毛和牛一頭買い』ばかりが一人歩きしそうで心配...。
もちろんモスバーガーなので,しっかりと美味しいバーガーにまとめてくるのは想像できる。
しかし『ちゃんと伝える』こともして欲しいのが黒毛和牛の生産者としての心情。
「生産者との絆を強め,日本の農業をもっと元気に。」と掲げてるモスフードならなおさら。
「ヒレもサーロインも含め19部位すべてをパティに」っていうプチ贅沢を謳うのならば,
せめて1,500円くらい(それでも安いと思う。。。)にして黒毛和牛の価値をキチンと伝えて欲しいと生産者は願う。
大企業の企業努力でなせる技!売れてなんぼ!と言われれば返す言葉はないのだが..。
とはいえ,畜産業界として買い支えて貰えてる事実だけは本当に有り難い。
ただ,
『北風と太陽』の話ではないが,
瞬間の風では無く,
太陽のような先々を見据えた食品業界の温かな買い支えと,
『正しい黒毛和牛の価値創造』が,
今の日本の生産者には大切なのだと思う。
もちろん,私も一度はしっかり味わってみようと思っています。
モスさん!私の大好きなモスさんだからこそ,黒毛和牛を安売りしすぎないで!
世界に誇れる黒毛和牛の安売りは長い目でみたら誰も得しない。