2022/12/26

【世耕弘成】そろそろ「旧統一教会問題」と決別しよう

NewsPicks 編集部記者
安倍晋三元首相が凶弾に倒れる──。自民党にとって、2022年は紛れもなく激動の1年だった。
安倍氏銃撃事件の背景が明るみに出ると、政治の話題の中心はすぐに旧統一教会問題となった。
夏以降、閣僚を含む自民党の政治家と旧統一教会の接点が明らかになるたびに岸田政権の支持率は下落してきた。
7月の参議院選挙前には60%近くあった支持率は今や、30%台にまで落ちている。
また、党内の動きも慌ただしい。
特に、安倍氏が会長を務めてきた自民党の最大派閥・安倍派(97人)は事件からおよそ半年が経った今もトップが不在のままだ。
自民党、そして岸田政権は2023年にどんな動きを見せるのか。
NewsPicks編集部は自民党の参議院トップで、安倍派の幹部も務める世耕弘成氏を直撃した。
INDEX
  • 安倍元首相死去のインパクト
  • 安倍派を分裂させようとは誰も思っていない
  • 岸田首相は「判断が遅い」
  • 岸田首相が目指すべきリーダー像
  • 子育てコスト「ゼロ」を目指すべき
  • ポピュリズムからの脱却を

安倍元首相死去のインパクト

──2022年はなんといっても、安倍元首相が襲撃される大事件がありました。改めて、自民党におけるインパクトをどう見ていますか。