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ガーナはアフリカの優等生。政治は安定、金・石油・カカオと3本柱のポートフォリオ、産業政策も進み、国民皆保険も半分が加入。アフリカをひとつに関税をなくすアフリカ自由貿易圏(AfCFTA)協定の事務所もガーナにあります。しかしいかんせんこの10年借りすぎた。国際市場や外貨建含めた金利の高い債務をアグレッシブに借り、金融改革や電力改革も進めたのだけれど、成果がでる前にキャッシュフローが詰んだ形です。

言い換えると、よくあるデフォルト国のように、悪政や独裁、経済構造や政策に難があるというわけではないです。アフリカの大半の国は、もっと金利が安いところから借り、状況が悪くなると条件緩和しながらやりくりしていますが、ガーナは優等生の自負もあった。キャッシュフローを見ながら資本コストを下げてやりくりする中小企業だったのに、自らをコストの高い調達をして成果が出せるスタートアップだと勘違いしていたという感じです。もちろん、コロナ以降の外部環境が大きく影響を与えました。とくにロシア侵攻以降のインフレは、アフリカの多くの国の経済に多大な(コロナ以上の)悪影響を与えていますが、ガーナはそのなかでも急進し、11月のインフレ率は50%を超えました。

今回のガーナ側からの支払い停止宣言は、条件緩和に応じてくれない債権者に業を煮やしてのこと。IMFが約束した30億ドルは、既存の債権者が条件交渉に応じてくれないと手に入らない。ガーナ側からすると、早くIMFからの30億ドルが必要なのに、債権者の動きが鈍いのでそれなら支払い停止にするぞと強気に出たのですが、これにより交渉がより不利になる可能性があります。
商業ローン、ユーロ債は、中国からの債務よりも怖い。
ケニアが先か、ガーナが先か、という状況でしたが、とりあえずガーナが先でしたね。ケニアも時間の問題でしょうが。
 大きいところではこの2か国ですが、他にもエチオピアやエリトリア、スーダンなど、対外債務返済の見込みがなさそうな国はアフリカにいくつかあります。
緊縮派はこれも日本の財政規律に話を結び付けそうです。