ウクライナ首都で未明に無人機攻撃 18機撃墜
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夜通し空襲警報が鳴り響き、対空攻撃が続き、時おり爆発が起きる、というのは、それだけで首都住民に看過できない影響があります。そして、停電と断水、暖房の停止が起きます。
12月19日の夜間にキーウとその近郊に投入されたロシア軍のドローンは35機とされていますが、イラン製シャヒード136は1機2万ドルといわれています。
1億円ほどで、キーウの住民300万人ほどをこれだけ苦しめることができる、ということになります。ロシア軍の死傷者はゼロです。
そして、ウクライナ軍はこの1番の防空戦闘のために、10億円くらいは使っているでしょう(無償で供与された兵器とはいえ)。
小さな標的であるドローンを撃墜するのに有効な地対空ミサイル、たとえばドイツ製IRIS-Tだと、1発撃つのにおよそ40万ドルかかります。ウクライナはいわゆる“専守防衛”状態ですね。今現在の日本と同じです。ロシアが自国領内から長射程のミサイルで攻撃しても、ウクライナは短射程の兵器しかなくインフラが破壊されても何人国民が殺されようと反撃できません。日本も今、中国や北朝鮮、ロシアから攻撃されたらウクライナと同じになります。
W杯で感動してばかりの最近でしたが、僕らが熱心にボールを追いかけているその瞬間もこうしたことが起きている事実にハッとし、グローバル社会とはなんぞやと思わされました。