与党、税制改正大綱を決定 NISA拡充、エコカー減税延長
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祝NISA改正決定。生涯投資枠1800万円、毎年上限360万円(つみたて120万円+一般240万円)、対象は18歳以上。未成年は恐らく今後の検討課題(贈与税上限が110万円なので)。それ以外は満額回答だと思います。毎年の上限額いっぱいまで投資する必要はなく、無理ない範囲で長期で積立がオススメです。
NISAについては、①制度恒久化、②投資枠1800万円（途中段階の1500万円より300万円積み増し）、とよい着地になったが、③生涯投資枠のカウントは取得価格（簿価）で行う、とされたことが大きい。生涯投資枠の内1200万円までは個別株が買える「成長投資枠」だが、それが値上がりして10倍の1億２千万円になっても簿価が1200万円なら一般口座（課税口座）に移さずにそのまま非課税のNISA口座で持つことができるのは大きい。まさに神は細部に宿るとはこのことで、これを時価で見られたら夢がないと思っていたが、この点を抑えられたのが今回の1番の収穫だと個人的には思う。
あとは、対面証券、オンライン証券、フィンテック企業など、それぞれ知恵を絞って若者に投資を始めてもらうバトルが繰り広げられ、国民の資産形成が進むのを待つだけです。みなさん、頑張って！暗号資産関連では、自社発行分の期末時価評価は一定の条件で評価外とする内容は盛り込んでいただけました。第三者発行分や、個人の分離課税等、まだまだ長い道のりですが、暗号資産関連の税制としては最初の一歩。関係者の皆様、お疲れ様でした。
