[北京 13日 ロイター] - 中国のオンライン医薬品販売会社111・ドット・インクは13日、米ファイザーの新型コロナ経口治療薬「パクスロビド」の販売を開始した。中国でパクスロビドが一般顧客向けに販売されるのは初めてとみられる。

111・ドットのサイトによると、価格は1箱当たり2980元(426.80ドル)。新型コロナ検査の陽性結果を提出すればアプリ上で購入できる。

111・ドットのカスタマーサービスによると、発売が報じられた1時間半後に売り切れた。

販売された箱数や販売再開の時期、他の小売業者も取り扱うかどうかなどは不明。

パクスロビドは2月に中国で認可が下り、複数の省で高リスク患者の治療のために病院を通じて入手可能となっている。