健全なフィードバックサイクルを回すために私達にできること
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注目のコメント
分かりやすくまとまっていて、オススメ。
最初の図の、フィードバックとレビューの違いが端的。
個人的には、フィードバックは投資だと思い、レビューはあえて言うならコスト(というかレビューという言葉を普段使っていない気がする)。
フィードバックは、定期的なもの(これはその期間にあった具象をまとめて抽象化して改善や評価を行うもの)と、業務を通じた随時のものがある。本記事は後者を前提にしていると思い、なのでフィードバックとレビューの違いという言葉につながる。そして、フィードバックは、業務具体を使って、プロセスを振り返り、未来につなげるものだと捉えていると思う。
ここがまさに「投資」で、一緒に時間を投じて、将来を良くする営みだから。ポイントは、その具体業務で発生したが、今後も同様のケースが発生しそうなことを対象とすること。そして改善点だけでなく、良かった点も認識する(後述)。
逆にその具体事例だけを完成や改善するのは、本人が一人で出来なかったことを他の人が時間を使い完成させるというもの。これはコスト(原価)に近いと思っている。
もちろん、これも必要なこともある。でも、チームは成長しにくい。短期的には期限などで成果物を改善・完成することが必要なこともある。でも、全員が一歩ずつ成長して、できることが増える(それは組織的な一種の「原価改善」でもある)につなげたい。
改善点だけでなく、良かった点を認識することも重要なのは、いくつか理由がある。
まずは自信。良かったと思えるとパフォーマンスは上がりやすいと思う。加えて、良かった点は、自然にできている場合と、不安だから過剰にやって結果論として良かったという場合がある。後者の場合は、その過剰な部分を他に回すことが、成果物の改善や成長投資につなげられる(というか、それをやらないと常に不安が先行して、次の改善領域に進めないことが多い)。
それ以外の図も分かりやすく、FBをする側・される側、お互いが知っていることが違うのだから、それを併せる相互努力と、拡げていくことが重要。
また、人間同士のやり取りで、フィードバックは人格否定ではない、あってはならない。だからこそ、お互いがそうだと思って望んだり、言葉やタイミングを適切にしていく、間違うことはあってもそこを相互努力・信頼で乗り越えていくのが、とても重要。弊社もそうですが、最近スタートアップでは360度FBを取り入れて、チームメンバー全員で相互に評価・FBしあう仕組みを取り入れているところがかなり増えている印象です。健全にFBサイクルを回すことができると、それぞれのパフォーマンスも向上しますし、チームに足りないのはどういう人かが明確になって採用の成功にもつながりますね。
わかりやすかったです! 仰るとおり歩み寄りが何よりも重要で、レビューもFBも率直さと本質を語る上でも、メンバーへのリスペクトが大事だと感じています。
行動変容を促すためにもその安心感をつくりあげる能力を身に着けたい。じっくり読ませていただきました!