副業人材マッチング倍率9倍 「猛者」もいるのに生かせぬ大企業の現実
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今年の夏から企業側として登録させて頂き、副業人材から80エントリーくらい頂き、全てのエントリーに自分で返信して一次面談までやった感想。
「そもそも、副業が出来るスキルを持った人材が限られている」
かなぁ。
まず、気軽な気持ちでエントリーしてきて返信すら無いのが半分。(まぁそんなものかなぁと勉強になりました。)
その後、返信きて面談まで行くのがその半分。(これは別に普通かなと思います。)
その後、一旦やってみましょうでライトな形で始めても、いざやってみると本業が忙しいようでコミットが出来ず、自然消滅的にフェードアウトが8割くらい。
片手間だから出来ると思っていたものの、意外とパワー使うんですよ。副業といえども。
4人ほど既に稼働して頂いてますが、実際に出来る人は業務の適性以前に、副業の適性があるなと感じました。
そういう方は本業と同時並行でも双方に自己リソースを振り分けられるスキルがあるのか、もしかしたら性格的なものもあるかもしれません。もともとフリーランスの方はそれが普通なのでしっくり働ける印象です。
もちろん「お前の会社だからだろ」というツッコミ、弊社側の環境や報酬面での不一致などの問題もあるでしょうけど。
ただし、世間が「副業の時代だとか、デュアルキャリアだ」とか流行らせようとしても、それが出来る人材の数や割合は一般的なサラリーマン層には少ないと思います。
単なる肌感による、個人の感想ですが。プロフェッショナル人材のマッチングを扱う「HiPro Biz」の調査では、副業希望者の登録者数は過去1年間で1.2倍の約2万人に増加。対して企業による募集案件数は登録者のわずか9分の1とのこと。
長野県塩尻市でも2019年12月にパーソルキャリアと連携した「iXハイクラス副業」の募集を実施。応募枠2名に103名が応募と倍率50倍でした。「短期間(3ヶ月)」「リモート」「副業」という設定だからこそ地域ではなかなか出逢えない専門スキルを有したプロフェッショナル人材とマッチングできたと感じています。まだまだ地方での副業案件は少ないようですが、鳥取県や長野県など県単位での募集も目立ってきています。地域での副業/複業事例をまとめたウェブサイトや事例紹介も増えてきていますが、地域側での受け入れ企業・案件をどうやって増やしていくのかが問われますね。
参考記事:2022年12月9日「takent book(一般社団法人at Will Work)
副業×リモートが生み出した新たな関係性。地域課題を解決する7人の「特任CxO」
https://www.talent-book.jp/atwillwork/stories/47326弊社は上場デジタルマーケティング支援会社(≠人材会社)として唯一、デジタルマーケティング人材のマッチング事業を展開しています。
本業を持つ副業人材は企業側からは人気がありません。副業人材よりはフリーランスが人気です。
その主たる理由は「働く時間があわない」から。副業人材は昼間は本業の仕事をしているため、副業のミーティングへの出席は難しいのです。Slackなど非同期型の文字コミュニケーションで済めばよいのですが、話せば早いと同期コミュニケーションを求める人はまだまだ多いのが現実です。
また、採用する側に知見や慣れがないと、フリーランスを選べなかったり、報酬があっていなかったり、どれくらい仕事を任せてよいかコントロールできないということが起こります。人材会社もデジタル関連の専門性の高い領域では人材の正しい評価ができず、正確なマッチングは不可能です。そういった背景で、業界のプレーヤーが人材事業も手掛け、企業とフリーランスのあいだに入ることが価値を持ちます。