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あまりにあまりのいい加減さばかりがが明らかになり、犠牲者の無念とご遺族の心中を思うと胸塞がれます。ただ、ハインリヒの法則はどこまでも正しいと思います。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在するはずです。その掘り出しがまだ不十分のように見えます。事故の教訓をきちんと生かさないといけません。
ハッチの水密性と船倉の壁の破損に、原因調査の視点が置かれそうです。航空機事故調査の場合、海外では刑事責任追及を目的としていないため、捜査機関は事故調査報告書には触れない…と聞いてますが、船舶事故調査の場合はどうなのか。海上保安庁が業務上過失致死容疑での捜査を続けています。
「全ての隔壁に穴が開いていた」とのことですが、船に詳しい人の話によると、日本近海を航行する小型船舶で水密区画を設けたものは殆どなく、「機関室と舵機室を行き来するのに穴がある」というのは普通の構造であるようです。なぜ沈んだかを分析して会社の杜撰さを追求する記事はこういう形でいろいろ登場してくるけれど、なぜ助けることが出来なかったかを検証する記事は何故か乏しいように感じます。
浸水を疑わせる最初の連絡から1時間以上船は浮いていたわけですし、3メートルという波高は、敢えて出航はしないが人の命が掛かるとなれば、小型船舶でも十分航行出来る状況だそうなのに・・・
水に浸かれば5分と持たず低体温症に陥って死ぬことが確実な海域で、なぜ救命胴衣と救命浮器だけで救命ボートを積んでいなかったのか、1時間という時間があったのになぜ救助に向けた積極的な活動が取られなかったのか、こちらは国交省と海上保安庁の責任下にある課題です。命を落とされた皆様のご冥福を祈りつつ、同じ不幸を繰り返さないため、後者もしっかり検証しておく必要があるように感じます。事故原因の情報源を国交省と海上保安庁に求める限り、会社の杜撰さにのみ目が言って、後者に焦点が当たることは無さそうですから。