韓国国民のほぼ全員が1-2歳若返りへ、数え年廃止し満年齢に
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私は1996年4月生まれの在日韓国人なので、日本の「26歳」という自覚の方が強いですが、韓国ですとあと23日で「28歳」になります。
28歳と考えると一気に老けた気がするのでいつも韓国での歳について考えていなかったのですが、これからはもっと気楽にどこの国にいても歳を数えられそうです。
注目のコメント
ついに韓国だけの数え年が廃止に!これはかなり嬉しいです。
まず今までの年齢の数え方について書くと、
- 生まれてきた時点で1歳
- 2022年1月1日生まれのAと同年12月31日生まれのBは、2023年1月1日に同時に2歳になる
- 数年前までは「早生まれ」もあり、2021年3月1日生まれのAと2022年2月28日生まれのBが2023年に同時に3歳になった
- 世界で通用する満年齢を数える際は、誕生日が過ぎたか否かで判定する
- 2022年12月9日の今日を基準に、韓国の年(数え年)で30歳の人の中で1月1日~12月9日生まれの人の満年齢は29(30-1)歳、12月10日~12月31日生まれの人の満年齢は28(30-2)歳である
です。なので記事にある「1-2歳若返りへ」という曖昧な表現は、今日を基準に考えると誕生日が過ぎた人は1歳若返り、まだ過ぎてない人は2歳若返ることから来ています。
法律上でも満年齢と数え年両方を採択しているので、毎年混乱を招き議論の話題になっていました。
1) 早生まれ
上で軽く触った「早生まれ」の場合、同じ年に生まれたので同い年なのに「お姉さん」や「お兄さん」と呼ばないといけません。例えば、1999年2月1日生まれのAが浪人して大学に1年遅く入ったとしましょう。先輩は1998年生まれの「同い年」の人たちで、同期は1999年生まれの「年下」です。お互いどう呼べばいいかよく問題視されたものです。
2) 対象か否かの判断
例えば、ワクチンの接種対象に30-35歳と記載していた場合、数え年て30歳のAも対象なのか、それとも満年齢で判断し28-9歳であるため対象外なのか判断が難しく、実際お問い合わせがかなり来ていたらしいです。
次に、ナムヤン乳業は「賃金ピーク制」を適用する56歳が数え年を指すのか満年齢を指すのかが不明確であったため裁判にまで持ち込みましたが、最高裁判所では数え年を指していると判断し、満年齢の55歳までを対象にすべきとしました。
満年齢に統一して万事OKか、と聞かれるとそれは違います。まだ議論が残っている部分があり、例えば兵役の場合、その対象を決める年齢が満年齢だったか否か定かではないので議論が必要です。今までなら、最大限延期した数え年30歳の男性は今年中に入隊すべきだったのですが、更に伸ばせるかもしれないのです。「ゼロの発見」は7世紀頃のインド、とされていますから、(日本を含め)中国を中心とする文化圏で数え年が一般的である/あったことはそれほど不思議ではありません。むしろ産まれたばかりの子どもを「ゼロ」と認識することは、かなり抽象度の高い知的作業ではないかと思います。一から十までの漢字がすごく簡単なのに、零がやたらと複雑な字なのは、導入された時期の違いなどの影響があるはずです。
28歳の時に韓国に留学していたのですが、心の準備もなく突然30歳になってしまったときは、気持ちが落ち着くまでしばらく時間がかかりました。