【TSMC】台湾「半導体の盾」は生産分散で弱まるのか

コメント

注目のコメント

• 村井 誠

  株式会社アダコテック COO

  ・2022年12月09日

  最先端の半導体は、設計・製造コストの高さからファウンドリを利用する顧客は非常に限定的でほぼ米国にしか存在しない。この状況であれば米国に工場を新設するのは妥当かなと思います。大口顧客はキャパ買いしていると思われるので、実質稼働率も保証されることになる。日本のTSMC工場も同様でキャパのほとんどは共同出資会社が埋めることになると想像します。
  
  一部のプロセスは国外拠点に移すものの、大部分のFabは台湾に残ったままであり、最先端プロセス以外の半導体も文明を支えるには必須なので（むしろ最先端の半導体がなくても日常生活にはさほど困らないかと）半導体の盾としては機能するのではないでしょうか。
  台湾に存在しているキャパを別の国で全て吸収するというのは、実質難しい状況かなと。
• 大塚 泰子

  デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授

  ・2022年12月09日

  地政学リスクと技術・頭脳流出の話、全然他人事じゃないですよね…
  日本もずっと言われている事だと思います。
  
  特に地政学リスクに関しては、サプライチェーンの分断という視点もありますが、防衛費の増額のニュースも今日あったように、日本も適切な危機感を持つ必要がある気がします…
• 小林 伸代

  NewsPicks 編集部記者

  ・2022年12月09日

  TSMCが日本に工場をつくる方針を明らかにしてから1年以上が経ちました。
  
  着々と工事が進む中、TSMCの「母国」である台湾では半導体生産を他国に分散していくことについて「ある程度は仕方のないこと」「台湾の強みが無くなる」等々、議論が巻き起こっています。
  
  日本では防衛費増額の議論の真っ只中です。台湾有事を意識した動きは今後も加速しそうです。