【北海道・余市】1時間で寄付1億円。ワインで一点突破の戦略
NewsPicks +d編集部
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日本ワインの産地として、ここ数年進展がめざましい北海道余市町。品質の向上もさることながらグローバル戦略において頭一つ抜けているだけでなく、地域活性にもワインが大きな役割を果たしています。
多彩な地元食材とワインの組み合わせの妙を楽しむ「ワインペアリング」ができるのも大きな魅力です。余市町の齊藤啓輔町長が自ら直接、noma(デンマークの三つ星レストラン)にアプローチし、ワインリストに採用。ふるさと納税も総額8億円近い寄付に。
収穫時期の10月には1日40人×10日間の枠が満席に、「ピッカー」と呼ばれるボランティは「余市町農園応援サポーターCHEERS!(現在400人登録)」のLINEアカウント登録で情報収集可能です。
ワイナリーへは道外から7割、リピーターも多く、行政と民間事業者が一体となってファンづくり、ブランディングしている事例として注目です。ウイスキーの漢字ロゴからも、NHK朝ドラ『マッサン』のロケ地としても、ウィスキーの印象が強かったですが、実はワインの銘醸地として自力をつけていることを今回、はじめて知りました。ご当地ワインはどこに行ってもありますが、余市のワインは一味も二味も違うようです。
自治体や地元からすると、「いや、ワインだけではない」と言いたいところだと想像しますが、関係人口を集めるのに全国自治体が必死ななか、一つでもウリがあることは、とても大事だと思います。