苦境のAIスタートアップ、挽回策は? プリファード・西川CEO
コメント
選択しているユーザー
技術力も実績もあるのに、成長期待が高過ぎて苦労しているAIスタートアップは多いようですね。
コモディティ化が速いので「大企業向けの受託開発やコンサルティングサービスを提供しているだけでは事業は縮小するだろう。収益を稼げる自社サービスの構築が重要」はまさにその通りでしょう。
自社サービスといっても、AI技術自体をサービス化ですとAWSやGoogleに対抗するのは難しいです。DataRobotやPrediction Oneは稀有な例です。
業務ドメインに特化したAIを含むデジタルサービスにしないと厳しい印象です。ただし、そこは既存ITベンダや業界向けスタートアップが群雄割拠する戦場なので、業務知見、特にオペレーション知見の乏しいAIスタートアップが乗り越えるハードルは高そうです。
注目のコメント
ハイプアップされて一時的に盛り上がる技術が数多くあるのに対して、AIは長期的に価値を生み出し続ける稀な技術ですし、その点においてはインターネットにも類似していると言えます。どんな技術でもコモディティー化するという的確な指摘もありながら、技術の実用化が進み、AIが総量として生み出す価値は成長し続ける一方で、AIができますだけでは差別化にならなくなっている。
今年の秋のAIエクスポで、プリファードがAIを使ったVR向け全方向撮影システムサービスを発表していた動きの速さが印象的でした。これからはAI+専門性の強みが求められる。AI技術のコモディティ化が一層進んでいるというのは注目すべき指摘です。
(以下、引用)
"コモディティー(汎用)化する速度が上がっている。論文などで技術が公開され、特許にも期限がある。大企業向けの受託開発やコンサルティングサービスを提供しているだけでは事業は縮小するだろう。収益を稼げる自社サービスの構築が重要になる"身の回りの AI エンジニアの話を聞くと、「魅力的な就職先がない」という話もよく聞きます。AI を看板にしながら実態としてはコンサルティング・受託開発案件をひたすらこなしている会社も多く、AI エンジニアが専門性を発揮できるような仕事は国内にそれほど多くないのかもしれません。TikTok や Google・Tesla のように、自社サービスのコアに AI がある会社は稀なのでしょうね。
一方、AI に対する知見自体は、今後ますますあらゆる場面で求められるのだろうと感じています。