(ブルームバーグ): 海外駐在員が住みやすく働きやすい街の番付をドイツの調査会社インターネーションズが発表する「エクスパット・シティー・ランキング」2022年版で、トップ3に入ったのはそれぞれ別の大陸の都市だった。
ランキング1位はスペインのバレンシア。生活の質と公共交通、スポーツに親しむ機会などが高く評価された。
2位はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ、3位はメキシコ市。それぞれ新住民への歓迎と物価の安さが理由に挙げられた。
一方、50の都市の中で最下位は南アフリカ共和国のヨハネスブルクで、物価は高く安全でもないと不評だった。下から2番目、3番目はドイツのフランクフルトとフランスのパリ。いずれも住居費の高さが指摘された。東京は下から9番目で、生活の質は高いが動き回るのが難しいという評価だった。
ニューヨークは16位、ロンドンは40位。アジア太平洋地域からはタイのバンコクが6位、オーストラリアのメルボルンが8位、シンガポールが10位に入った。バンコクは生活費の安さ、メルボルンはワークライフバランスの良さが好まれた。
インターネーションズは181の国・地域に住む海外駐在員1万1970人を対象に調査し、50以上の回答を得た50都市を番付した。
上位10都市と下位10都市は以下の通り。
最上位からの10都市
- バレンシア(スペイン)
- ドバイ(UAE)
- メキシコ市(メキシコ)
- リスボン(ポルトガル)
- マドリード(スペイン)
- バンコク(タイ)
- バーゼル(スイス)
- メルボルン(オーストラリア)
- アブダビ(UAE)
- シンガポール
最下位からの10都市
- ヨハネスブルク(南アフリカ共和国)
- フランクフルト(ドイツ)
- パリ(フランス)
- イスタンブール(トルコ)
- 香港(中国)
- ハンブルク(ドイツ)
- ミラノ(イタリア)
- バンクーバー(カナダ)
- 東京(日本)
- ローマ(イタリア)
原題:Expats Rank the Best and Worst Cities to Live and Work(抜粋)
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