[28日 ロイター] - 28日の市場でアップル株が一時約2%下落した。iPhoneの生産を受託している台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業傘下の中国工場での騒動により、出荷台数がさらに減少する可能性を嫌気した。

在庫不足により、書き入れ時であるブラックフライデーの売り上げが落ち込むとみられている。

アナリストは、生産現場の混乱を受けて出荷台数が減少する可能性を指摘している。ウェドブッシュは10─12月期の出荷台数に5─10%の影響が及ぶと予想。KGI証券のアナリストは、この問題が12月まで続くと仮定し、約1000万台(12%)減少すると推測している。

アップル株は11月以降、3.4%下落している。