2022/11/26

【東畑開人】いま必要なのは「遅いコミュニケーション」だ

NewsPicks編集部

NewsPicks編集部

臨床心理士としての経験をユーモラスな文章でつづったエッセイ集が「読むセラピー」として人気を博している東畑開人氏。

話題の新刊『聞く技術　聞いてもらう技術』（ちくま新書）では、「聞く」という行為を捉えなおすことにより、まったく新しいコミュニケーション論を展開している。

前編では、「人の話を聞けないのは、自分の話を聞いてもらっていないから」という心のしくみを解き明かし、「聞いてもらう」ための技術を紹介した。

後編では、改めて「聞く技術」にフォーカスして東畑氏に語ってもらおう。

【新】あなたが知らない「聞く力」の真実

NewsPicks編集部

2022年11月25日

INDEX

• 相手の心に近づくということ
• 「戸惑う心」を待って引き出す
• 「焼け石に水」でかまわない
• 気持ちよりも「事象」を聞こう

コメント

注目のコメント

• 清水 勝彦

  慶應ビジネススクール 教授

  ・2022年11月26日

  イルビーイングという考え方は初めて知りました。確かにそういう視点で見ると、なぜそもそも話してもらえないのかという問題に気づくことができます。結局「聞く」側と「話す（聞いてもらう）」側は表裏一体で、お互いの立場にどれだけなれるか、そして気持ちや考えていることがどれだけシェアできるかが大切なのだと思いました。なんとなく聞く側が上位のイメージがありますが決してそうではないことも。
• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2022年11月26日

  長い沈黙がつづくと、つい聞き手がしゃべってしまうことが多い。間をじゅうぶんとることが大切ですね。相手のペースに自分をあわせなくては。反省です。
• 佐藤 留美

  NewsPicks編集長

  ・2022年11月26日

  沈黙に耐えることも聞く技術の一つ。無理にでも有用なアドバイスをしようとしたり、根掘り葉掘りの質問責めも逆効果の可能性が。1on1のやり方に悩んでいる人、必読の記事ですね。私も少し黙ろうと、思いました。