（ブルームバーグ）： 経営破綻した暗号資産（仮想通貨）交換業者のＦＴＸは、無担保債権者の上位50位までに合計31億ドル（約4350億円）の債務を抱えていることが、新たな裁判所資料で分かった。うち２顧客に対しては、それぞれ２億ドル余りの債務がある。
19日遅くに届け出られた債権者上位50位のリストによれば、最大の無担保債権者に対する債務は２億2600万ドル余りに上る。リストでは債権者は全て顧客となっており、10顧客に対してそれぞれ１億ドル超の債務がある。上位50位で最も少ない債務の額は2100万ドル強。
資料では債権者の名前と所在地については開示されていない。ＦＴＸの代理人らによれば、債権者の数は合計で100万を超える可能性がある。
原題：FTX Owes Its 50 Biggest Unsecured Creditors More Than $3 Billion（抜粋）
--取材協力：Luca Casiraghi.
©2022 Bloomberg L.P.
個人的には、上位者の総額より『債権者の数は合計で100万を超える可能性がある』という部分の方が重要だと思う。
上位者はこれだけの金額があり、なんらか金融を生業としている企業なり大口の個人だと思う。FTXの瑕疵を何ら否定しないが、一方でプロとしてどの取引所を選択するかの責任を負うレベルであり、必要であれば訴訟などをできる。
金融は、市井に幅広く影響するからこそ、規制がある。だから多くの人数が絡んでいる部分の方が複雑だし、社会への影響は大きい。
ベアスタンズが倒産したとき、システムリスクの予兆であるとの認識が乏しかった（リーマンはtoo big to failだと思っていた）自戒を想起させられた。信用システム全体のリスクにならないことを願いたい。
それくらいリスクのあるところに突っ込んでるという自覚はある…はずですよね？
個人的には、技術的な評価できますが、投資対象としては一喜一憂せず無関心です。つまらないかもしれませんし、一獲千金とはいきませんが、精神的安定は保たれます（物質的経済的安定との重要性の比較は難しいですが、それくらい重要なことです）。
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