岸田首相 寺田総務相後任に松本剛明元外相起用の意向固める
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注目のコメント
お二人の経歴を比較してみました。
ほぼ同年代で、お二人とも東大法学部卒。
<寺田文雄氏(64歳)>
奥様の父方祖父は池田勇人元首相、母方祖父は「金融王」と言われた元近藤商事の近藤荒樹氏。ご本人は地方出身で東大法学部を卒業して大蔵省に入省して主計局に配属後、ハーバード大学に入学。
2004年、妻の義理の叔父である池田行彦氏の死去により立候補、衆議院議員となる。
<松本剛明氏(63歳)>
高祖父は初代内閣総理大臣の伊藤博文。父は防衛庁長官や衆議院議員を務めた松本十郎。東大法学部卒業後、日本興業銀行に入行。1989年に父親が防衛大臣に就任した際に興銀を退社して秘書官に就任。
2000年に民主党公認で初当選し、2011年に前原外務大臣の辞任により外務大臣に就任。今回の入閣が二度目になる。
民主党時代も含めた政治経験は松本さんに分がありそうですねが、ここに至っては、手腕と言うより「問題を起こさない」ことが重要かもしれません。大臣経験があって身体検査をしなくても何とかなりそうということで選んだ、ということなんだろうとは思うが、麻生派に入って5-6年、野党との激突を避ける目的というのなら(かつて民主党を離党時に捨て台詞を吐いているから)多分当てはまらないし、麻生さんとの関係維持が目的なら多分(年数が短いから)当てはまらないし、総務が強いから選んだという訳でもない(元外務大臣であり、総務大臣ではない)。
多分相当人がいないんだろうな…と思う。
例えばここで高市さんを入れると別の政局になる。彼女は政策的に合う人でもない。
例えばここで武田さん(すが内閣時代の総務大臣)を入れると別の政局になる。菅(すが)さんへの配慮が色々必要になる。
それら色々「しがらみから外れた人」ということで選んだように思う。この人が牙をむけるだけの足場は自民党にはないし、かと言って派閥は麻生派なのでそんなに他がとやかく言わない。
つくづく人事が下手な人だなと思う。
まあこうした人をちゃんと使うことは大事ではあるが。