【宣言】8兆円以上を寄付、ベゾスは大富豪の「手本」となるか
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当法人に数百万から1000万単位で寄付される方に「この本を読んで、寄付したいと思うようになった」と言われました。
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富裕層はお金を貯め過ぎてなくなってしまう、と。だから、今できることをするために私は寄付しています、と話をしてくれました。ゲイツ氏はバフェット氏も私財の大半を寄付にしようと動いてきていますが、金額の桁は違えど共通した点があるのかもしれません。先週「ジェフ・ベゾス氏、資産の大半を慈善事業に生前寄付へ」というニュースを見て、ベソスもとうとう隠居か、と寂しく思いつつも、寄付という精神を持つ、アメリカの文化に尊敬の気持ちを抱きました。
今回の記事で、ギビング・プレッジが気になったので、誓約署名をしている、富豪たちの顔ぶれを見てみました。 https://givingpledge.org/pledgers
すると、トップに先日破綻が報じられたFTXのバンクマンフリード氏の写真が。「効果的な利他主義」の哲学を信じていたフリード氏は、様々な分野で寄付活動を行い、このことに共鳴する人々も多かったと聞いており、寄付は彼にとっては壮大な社会実験なのかもしれません。
この社会実験はうまくいかなかったのかもしれませんが、寄付という理念が成功者を生む良い連鎖になっているのは確かだと思います。何か遠い国の話のようにしか思えない自分自身が少し残念です(ちなみに、ギビング・プレッジに署名をしている日本人は0人,韓国人は数名いました)ジェフ・ベゾス氏の半分の資産は、世界GDPランキング(2022年)で85位のスロベニアとほぼ互角。こう考えると巨額過ぎてちょっとくらくらしそうです…
アマゾンの倉庫で働く従業員に対しての厳しい条件や、組合の組成を阻止しているなどの批判と相まって、ベゾス氏の寄付が他の富豪と比べて少ない(ケチな富豪だ)という話が否定的に報道されてきました。
元妻のマッケンジー・スコット氏の寄付が大きなニュースになる中、ベゾス氏の動きが注目されていましたが、はっきり宣言したことで、これから資金を配分していくことになります。私個人は、どういう団体に寄付していくのか注目してみています。