ミャンマーの久保田さん解放へ 禁錮刑、「恩赦」と国軍報道官
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同日に、スーチー氏の顧問であるオーストラリア人のターネル氏、英国の元駐ミャンマー大使であるボウマン氏夫妻も釈放されています。国際的には、この人たちの方が大きく取り上げられていて、久保田氏はついでに釈放されたようなところがあります。
特にターネル氏は、外国人でありながらミャンマー政府の機密に接した容疑で、2021年2月以来拘留されていました。
ミャンマー国軍は、今月のASEAN首脳会議などにも出席できなくなり、外交上は少しずつ立場を弱めています。
経済的には、急速なインフレと通貨の下落を引き起こし、どう対処すればいいのかまるで見当もつかない様子です。
頼みの綱は中国、イラン、ロシアですが、経済を立て直してくれるほどの面倒は見てくれません。
そして、軍事的には、国民防衛隊や少数民族武装勢力に、少しずつ支配地域を取られていっています。
ミャンマー国軍は、少しでも外交と経済の状況を改善したい欲求があります。
日本については、今月からトヨタの新工場がミャンマーで操業を開始することもあり、より関係改善の糸口が欲しいのでしょう。