仮想通貨業者「FTX」破綻、リーマン型かエンロン型か
日本経済新聞
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リーマン型ではないと思っている。
2008年の金融危機は、不動産市場という金融と表裏一体の領域で起こった。そして破綻したのはリーマンだが、不動産を組み込んだ様々な金融商品に波及した。組み込んであったからこそ、その伝播経路を捕捉しにくかったのも、システミックリスクにつながった。
今回は、まず仮想通貨が金融市場の中で組み込まれている部分は一部。だから、それによって投げ売りをせざるをえない金融機関は少ないと思う。伝播によって金融システム全体が収縮することが一番のリスクであって、そういう状況にはないと思っている。言い換えるとFTXの問題はリクイディティーなのかソルベンシーなのかということでもあり、前者なら誰かが一時的に支援すれば危機は凌げるはずだけど後者だとそうはいかない。