小宮隆太郎氏が死去 戦後を代表する経済学者
日本経済新聞
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過激派学生と機動隊の“安田講堂攻防戦”を経て東大入試が突然中止になって一橋大に入って、と言う前置きを自分でするのも如何なものかと思いはするものの、当時、キャプテン・オブ・インダストリーを標榜する一橋大で経済学といえば “近経(近代経済学)”で、“マル経(マルクス経済学)”主体の東大とは違うというのが一つの誇りでありました。同期の多くは東大から余儀なく移った学生だったので、そうした意識が一段と強かったのかも知れません、知らんけど。
そんな一橋大の経済学部生の間で折に触れて名前が出たのが東大の近経の立役者、小宮隆太郎先生だったと記憶しています。懐かしいお名前です。ご冥福を祈ります。 合掌私は法学部であったため、小宮先生のご指導を賜る機会があったのは日本銀行入社後でありましたが、先生のサイエンスとしてのエビデンス重視、データ重視の姿勢は勿論、(単なる海外の学説の輸入ではなく)「自分の頭で考えよ」と言っておられたことが、強く印象に残っております。
先生のご冥福を心よりお祈りしております。