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アパレル業界、8割が「売れない商品」 不良在庫になると分かっているのに、なぜ大量に仕入れるのか?

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注目のコメント

  • webディレクター

    「こんな色やデザインどう考えても売れなそうなのになんで作ってるんだろう?」
    この疑問に元アパレル販売員的見解を述べます。

    ①売れる商品だけを仕入れるとベーシックで無難な品揃えになってしまって、お店の鮮度が落ちる。ブランディングができなくなる。

    メンズセーターを例に出すと、色別売り上げの構成比は黒、紺、グレーで6割~7割くらいになります。

    しかし、その構成通りに売り場に陳列すると、ひじょ~に地味な見た目になってしまい、お客様の関心を引くことができないのです。

    色は視覚情報の中で最も遠くから認識できて、目立つ色を使えば遠くからでもお客様を誘引する効果があります。

    また、トレンドカラーを入れることでトレンドに敏感なお客様への提案にもなり、多くのお客様をカバーすることもできます。

    実際、売れないとわかっていて生産する色柄も確実にありますが、上記のメリットもありますし、わかっていれば最初から生産数を抑えておいて、どれぐらい値引きして売り切るかの計画も立てられるので、コントロールはしやすいです。

    一番の問題は、売れると見込んだ商品が売れなかったときですね。


    ②そもそも、日本の市場向けに提案していない

    グローバル展開しているブランドにある事例だと思います。
    日本より海外のほうが売上額が多ければ、海外を意識したパターンや色柄の展開になります。

    実際、中国の方は赤などの派手な色を好みますし、アフリカ系の方もビビッドカラーが似合いますよね。

    グローバルブランドでも、日本の市場を重視していている企業もあります。
    ジョンスメドレーなんかは、日本法人で企画提案をして、日本向けの商品を販売していたりします。
    今年でいえば、スキッパーカラーのニットポロシャツで、身幅を広めにとったトレンドの商品を販売していましたが、一瞬で完売していました。
    企画、サンプルを作った上で、本社に確認を取ってOKが出ないと作れないため、中々大変だそうでうすが、売り上げが好調で、一部日本で企画した商品を海外でも販売するケースも出てきているということです。


  • 第3期Student Picker 慶應義塾大学商学部3年 会計

    ファストファッションが存在感を増してきた中で、消費者としても「安いものを買って流行が過ぎたらすぐに捨てる」という考えが浸透しているように思います。
    SDGsが叫ばれているものの、衣類の廃棄量は非常に多く、環境に悪い影響を与えていることが一目瞭然です。
    (以下、環境省より)
    https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/

    需要予測の話が出ていますが、流行の移り変わりがどんどん早くなっており、的確に予測して製造するのはやはり難しいのでは。
    ブランドものの売れ残りを安く売るサービスは増えており、周りでも使っている人は多い印象です。しかし、ファストファッションの大量生産された洋服は、やはり廃棄に向かってしまうのではないかと思います。

    業界全体で環境に配慮した解決策を見出していく必要がありそうです。


  • KUROCO株式会社 代表取締役

    ほとんどの業界で2:8の法則で成り立っているので、アパレルですと黒・白・グレーといったカラーが過半数占めますし、サイズもMを中心に売れます。
    ただ、品揃えの観点からすると、服や靴などはカラーの幅、サイズの幅がないと顧客を取りこぼしてしまうので、売れないカラーやサイズも揃える必要があります。
    重要なのは、品ぞろえの深さになります。品揃えはバリエーション揃えますが、それぞれの在庫に差をつけることが重要です。
    在庫は切らしてはいけない、けど余らせてもいけない、と言う難しい課題ではありますが、そのためにはデータをしっかり分析して需要予測や追加発注・値下げ・店間移動などのディストリビューションの精度を高めていきながら、効率性・生産性を上げていくことが必要な業界になります。


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