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この戦争では、当初から、ウクライナへの兵器支援の多くが、東ヨーロッパ諸国が保有する旧ソ連製兵器をウクライナに供与する、という方法をとっています。
 埋め合わせとして、米国は東ヨーロッパ諸国に米国製兵器を供与してきました。
 結果として、この戦争によって、東ヨーロッパ諸国の兵器が米国製に一新され、今後もNATO諸国の兵器が米国製、もしくは米国製と互換性のある兵器で統一される、ということになりました。
 米国は、このくらいの役得は、当然獲得しようとするでしょう。

そろそろ、東ヨーロッパ諸国が保有する旧ソ連製兵器も尽きてくるので、米国製兵器を直接ウクライナに供給していく段階に入っています。
 今回の支援で大きいのは、M1117装甲車 250台が米国から直接ウクライナに供与されることです。大きな打撃力を持つわけではなく、装甲もむしろ軽装甲です。
 しかし、ウクライナ軍が必要としているのは、打撃力だけではなく、速度も、です。

戦争では、大きな戦果が挙がるのは、ほとんどの場合、退却する敵を追撃する時です。その時は、速度が打撃力以上に重要になります。
 ウクライナ軍は、3月末のキーウ北方での反攻の時も、9月上旬のハルキウ州での反攻の時も、速度を持つ兵力、つまり機械化された歩兵部隊がもっとあれば、ロシア軍の退路の先に回り込んで、戦果を何倍にも拡大することができました。
 それらの時のチャンスは、もう逃してしまいましたが、同じような局面がまたある可能性も大いにあり、これまでの教訓を生かして、ようやく米国もウクライナ軍歩兵の機械化を重視するようになりました。