イスラエル、ネタニヤフ氏勝利 1年5カ月ぶり政権復帰へ
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イスラエルは、2019年に2回、2020年に1回、2021年に1回総選挙をしてきました。
いずれも、結果が与野党で伯仲して、しかも与野党といって多政党の連合なので、両陣営を行ったり来たりする政党もあり、安定した政権ができなかったからです。
今回、国会(一院制)120議席のうち、
ネタニヤフ首相のリクードは32議席で第1党となり、宗教的シオニスト連合(14議席)、ユダヤ宗教政党のシャス(11議席)、ユダヤ教トーラー連合(7議席)、と連立すれば、64議席になります。
中道と左派は合わせても28議席、アラブ人政党は10議席です。
建国当初は、中道左派の労働党が中心だったイスラエルですが、ロシアやウクライナからのユダヤ人移民とその子供たちが増加することで、次第に右派と宗教政党が増大したことで、与野党のバランスが変動してきました。
今回、右派と宗教政党が明確に多数派になったことで、与野党の伯仲状態に決着がついたように見えます。
政府与党の半分は、ユダヤ教の宗教政党が占めることになり、ネタニヤフ政権はこれまで以上に彼らの政策を優先し、パレスティナ人勢力との和平は遠のくことになります。
実のところ、パレスティナ人勢力との和平は、左派でもまずできないのですが、より重大なのは、戦争の可能性も含めた対イラン政策、およびイラン傘下のシリアやレバノンにいる勢力との対決が過熱することです。イスラエル vs イラン、パレスチナと中東情勢は荒れそうだ… 米国バイデン政権はサウジ、イスラエル共に関係が悪くなり相当難しい舵取りに
イスラエル政界で続いていた前例のないこう着状態は解消し、ネタニヤフ氏が同国史上最も右寄りの政権を樹立する見通し
https://www.afpbb.com/articles/-/3432256複雑な歴史背景があるにしても、WW2後から現在まで侵略を繰り返し続けるこの国、このままでいいのでしょうか。
欧米がブーブー言わないし、侵略されているのは非白人なのでいいのですかね。