[上海/北京 2日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは中国の第1号店で旗艦店だったショールームを閉鎖した。テスラが、ロイターの報道を確認した。

先週末に閉鎖されたのは、北京の「パークビュー・グリーン」というショッピングセンターにあるショールーム。ロイター記者が2日に同店を訪れ、閉鎖を確認。モールのスタッフもテスラとの契約が切れたと証言した。

関係筋はロイターに、テスラが中国で販売・サービス戦略の調整を進め、その一環で旗艦店のショールームを閉鎖したと語っていた。

テスラは別のモールに移転したと説明した。

2013年にオープンした第1号店は18年に改装され、モールの2フロアを占めるまでに拡張されていた。

テスラは購入希望者向けにモデル車両を展示し、試乗を手配する店舗を中国内に200店以上保有・運営している。

ロイターは9月、新型コロナウイルス規制で来店者が激減したため、テスラが北京といった都市にあるモールの一部ショールームについて閉鎖を検討していると報じていた。

同社はまた、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が掲げる顧客サービスの向上という目標を達成するため、修理も可能な低コストの郊外店舗に重点を置く計画だ。