2022/11/3

【バトル勃発】シリコンバレーで今、話題の「住民投票」

INDEX
  • ライドシェアのリフトが、66億円投下
  • EV化の財源は「富裕層」
  • シリコンバレーの大物たちが「大反対」

ライドシェアのリフトが、66億円投下

来たる11月8日、米カリフォルニア州の有権者は、名目上は気候変動対策を主眼とした「提案30号」の是非を問う住民投票に臨む。
だがその裏で、その提案をめぐりハイテク業界内で厄介な闘いが起きている。
提案30号を支持しているのは配車大手リフトで、その可決を目指して4500万ドル(約66億円)を投じている。同社にとっては、2020年の同州住民投票で、運転手を従業員ではなく個人事業主として分類するために資金を投じて以来のことだ。
その一方で、一部の富裕層はこの提案に反対しており、その多くがベンチャーキャピタル出身者だ。言うなれば、リフトのようなメガユニコーンのスタートアップに投資して財を成した人々である。