2022/10/27
【深井×井上智洋】働かずに暮らせる「脱労働社会」への道筋
COTEN代表の深井龍之介さんがホストを務める連続対談「a scope」。昨年好評を博した第1章「リベラルアーツ編」は、その後対談が書籍化された。
第2章「資本主義の未来編」では、毎回第一線で活躍する論客をゲストに迎え、近年顕在化してきた資本主義をめぐる様々な問いに挑む。資本主義は悪なのか、はたまた限界を迎えているのか──。
4人目のゲストは、駒澤大学准教授の井上智洋さん。IT企業勤務から経済学者に転じた異色のキャリアの持ち主であり、新時代のベーシックインカム論の語り手としても注目を浴びている。
労働をしなくても生きていける「脱労働社会」こそが、資本主義のゴールであると井上さんは語る。日本社会がそのゴールに到達するには、どのような道筋がありえるのか? ベーシックインカムの財源はどうなるのか? 前後編でお届けする。
INDEX
- 緊縮財政が招いた日本の衰退
- 今やるべきはアメリカ並みの景気刺激
- 資本主義を「加速」して突き詰める
- 日本は技術への投資が足りなすぎる
- 「脱労働社会」が資本主義のゴール