アップル、工業デザイン責任者が就任から3年で退社へ-後継指名まだ
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Appleは過去、ジョブズの時代にジョナサン・アイヴ率いるインダスリトルデザイン(ID)チームを頂点とするデザインファーストの会社となった。アイヴの下で、iMacを皮切りに数多くのクールなデザインのプロダクトが数多く生み出されてきた。筐体の材質やカラーリングにも大きな拘りがあり、MacBookのアルミの切削加工によるユニボディやiMacの特徴的な透明な筐体、iPhoneの強化ガラスの前面と背面など、様々なアプローチでAppleを Appleたらしめてきた。インダスリトルデザインの力はとても大きく、ジョブズは過去、ソニーから影響を受けたことを公言していた。(ソニーの黒と銀を基調とした製品デザインは大賀氏が社長時代に確立)
一方で、インダスリトルデザイン(ID)チームとオペレーション(Ops)チームの間ではやはり相容れないところがあるだろう。IDがやりたいことを実現するのがOpsの役割だが、結果的に今、Appleの経営に近い職種はOpsメンバーが固めている。
勿論、在庫管理や製品のデリバリー、開発における様々な苦難を乗り越えるのはOpsであり、人数はOpsの方が圧倒的に多い。
ティム・クックもCOOのジェフ・ウィリアムスもOps出身である。大きな背部カメラが不細工なiPhone14Pro、オリジナルのシャープな形状を失った新型MacBook Airなど最近のアップル製品の見た目は以前と比べて微妙だったので新しいデザイン責任者を探すのはいいかと思います