[21日 ロイター] - 台湾の電子製品受託生産大手、鴻海科技集団(フォックスコン)は中国・鄭州市にある米アップルの「iPhone」組み立て工場で、新型コロナウイルス対策として厳しい制限を設けていると、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が21日に報じた。

同施設は約30万人の作業員を抱える世界最大のiPhone工場。SCMPは工場の「微信(ウィーチャット)」公式アカウントに投稿された通知を引用し、19日から敷地内での食事が全て禁止され、従業員は寮で食事を取るよう求められているとした。

同紙によると、フォックスコンの広報担当者は20日、工場は通常通り稼働しており、コロナによる目立った影響はないと述べた。

同工場は最新モデルiPhone14の生産を強化しているところだった。

フォックスコンとアップルは現時点でロイターのコメント要請に応じていない。