2022/10/22

【チャート解説】何もかもが大暴落したNFT

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一時は大ブームだったNFT(非代替性トークン)市場が、どう見ても冷え込んでいる。
デジタル資産情報サイトのザ・ブロック(The Block)とクリプトスラム!(CryptoSlam!)によると、アートNFTからNFTゲームまで、あらゆる分野でNFTの取引高は前年同期比で約90%減っている。
ここ数年、トレーダーや投機筋やコレクターが儲けを狙って、あるいはステータス欲しさに、あるいは見せびらかすために、デジタルコレクターアイテムを競って手に入れようとしてきた結果、NFTの取引高が10億ドルを記録した週もあった。
それが今年9月に入ってからは週3500万ドルに落ち込んだ。株価低迷と物価上昇という経済環境のなか、NFT市場に回復の兆しは見えない。
少し前まで、この業界では、NFT制作スタジオのユガラボ(Yuga Labs)、スポーツNFTを手がけるダッパーラボ(Dapper Labs)、NFTマーケットプレースのオープンシー(OpenSea)など、マルチビリオン企業が続々誕生していた。
それが今、業界全体がデジタル資産の「冬」とも呼ぶべき時代に入りつつある。