2022/10/23

【メンタル】アスリートが「心折れた時」にやる超具体策

「国が」「政治家が」「産業が」「企業が」etc.。
停滞感が漂う日本経済の再興について議論する時、主語になるのはだいたいこんな言葉だろう。
でも、日本が元気になるきっかけを突き詰めていくと、今すぐできるのは「私」や「あなた」が動き出すことだと気づくはずだ
資源の乏しい島国で、復活の鍵を握るのは人材力──。少子化が進む未来を考えたらなおさらだ。
Photo:iStock / kokouu
では、私たち一人一人が自信を取り戻し、いきいきと働き続けるにはどんなマインドが必要なのか。
本稿では、現役時代やセカンドキャリアで、苦境を跳ねのけながら大きな結果を残した2人の元アスリートに経験談を聞く。
1人目は、元プロテニスプレーヤーの📌杉山愛さんだ。
プロ転向後の17年間では、長くスランプに陥る時期もあった。それでも、グランドスラムのシングルス連続出場62回と、女子歴代1位の記録を残したレジェンドである。
もう1人は、1988年のソウル五輪でシンクロナイズド・スイミング(現・アーティスティックスイミング)デュエットの銅メダルを獲得した📌田中ウルヴェ京さん
ウルヴェさんは現役引退後、アスリートのメンタルマネジメントをサポートするスポーツ心理学者として活躍している。
2人は、NewsPicksが明日からの2日間、東京・丸の内で開催する大型ビジネスフェスCHANGE to HOPE 2022「スポーツが世の中に与える希望」と題するトークセッションを行う(10月24日17:45〜)。
当日は、トップアスリートだからこそ知っている、喪失感から抜け出し自信を取り戻す方法を語ってもらう予定だ。
本記事のコメント欄で、📌杉山さん、ウルヴェさんへの質問も募集しているので、その前に2人による「自分自身を元気にする話」をぜひ読んでほしい。
INDEX
  • 現役引退後は“迷子”になりがち
  • やりがいの再発見に10年かけた
  • 年を重ねれば自分らしさも変わる
  • 悩み続けて、ときには「逃げる」
  • 心が整うルーティンワークの肝
  • 【特典】10/24フェス限定情報

現役引退後は“迷子”になりがち

── お2人にご登壇いただくセッションでは、元トップアスリートだからこそ知っている「自信を取り戻す方法」を伺いたいと思います。お2人は、以前からメンタルの相談をするほどの仲だそうですね。
ウルヴェ 愛さんと最初にお会いしたのは、10年以上前にトークショーの仕事でご一緒した時でしたね。