Subprime Auto Loans Won't Wreck The Financial System
Business Insider
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注目のコメント
先日、下記米国自動車市場の2015年予想でコメントしたサブプライム層への自動車ローン増加について。米国家計負債の全般についてもデータが多い良記事。
マクロ的には自動車ローンは家計の全負債の8%、なお学資ローンは10%と自動車を超え、69%がモーゲージ。そして自動車ローンのうち、クレジットスコアで見たときに20%がサブプライム層向け。全体の1.6%だから金融システムへの影響はないというのが結論。
独立して動くわけではないので、比率が小さいから大丈夫という議論は、サブプライムの時にも間違っていたので違うとは思う。ただ、グラフは絶対額なので明確に分からないが、比率としては過去もそこまで変わっていない気がする。なので、自動車だけを取り上げて言うより、米国のクレジット動向全般が結局はキーだと思う。モーゲージに関しては、さすがに金融危機で懲りたのではないかと思っているが…
あと、2013年からモーゲージが増加しはじめ、家計負債の減少傾向が反転したことも、一つ目のチャートから分かる。
https://newspicks.com/news/765095/不動産、特に住宅は市況によって価格が上がりうる。そうすると担保価値も上昇してしまい、たくさんの借金ができるようになる。当然、市況が冷えて担保価値が下落すれば、返しきれない借金が残る。
けど、自動車の価格は下がりこそすれ、上がらない。複雑な機械とはいえ、単なる消費財だから。なので、自動車のサブプライムローンによるバブルは起きない。
という風に理解してます。