東芝、国内連合に優先交渉権 中部電力やオリックス参画
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あとは、JICとベインの連合、その他まだ2陣営が残っているそうです。
東芝は、事業部ごとに見るとまだまだ技術があります。テレビや半導体など切り離して外資が経営すると割と好調になるので、シナリオとしては買収後に事業部門ごとに切り離して不要な部署は解体というのが最も良いはず。「そこに勤めている社員はどうするんだ」という話はありますが、使えない人を心配している余裕はもうこの国には無いという焦燥感の欠如こそが日本企業が落ちていった要因の一つなので。
粉飾決算から1-2年おきに不祥事を重ねてきたことからも、明らかに経営陣や企業体質は地に落ちているので、やはり技術だけ切り離して他は全て消し去る以外にもう道は無いんじゃないでしょうか。
しかし、こうして純国産ファンド連合に優先交渉権を与えているあたり、まだ甘い汁を吸って楽したい層のおじさん達が蔓延っている感じがします。もし学生に東芝入りたいと相談されたら、バイトしてた方がマシだとアドバイスしたいくらいです。
注目のコメント
売り手が優先交渉権を与える先を選ぶ際には価格が当然重視されるが、場合によってはそれ以上にクロージングの可能性の高さも重視される。
本件のように、それぞれの陣営が難しいイシュー(資金調達、外為法等)を抱える場合、クロージングの確実性の見立ては、なかなかに難しいだろう。
これはあくまで想像だが、JICがBainと組んで、なお外為法上の許可を取得するためには、相当程度アクロバティックなストラクチャーによることが必要になるのではないか。その辺りの事情も含めた判断だろうか。
ディール自体もこの先不透明な部分は多いが、非公開化後の東芝の事業運営がどうなるか、しっかりとバリューアップして再上場するというような道を辿れるのかも注目したい。この日経の「わかった」シリーズの飛ばし記事は、情報源が思惑やバイアスがたっぷり入った当事者のリークなので、このニュースの通りになってほしい人がいるんだなくらいに聞いておかないと。
数年間ずっと相手を変えながら再編の話をし続けているので、現場のモチベーションが心配。早く道筋をつけることがいまは最善かなあ。
JIPのスポンサーにファンドのオリックスが入れば、彼らの出口をまた探すことになる。リストラ、分社化してIPO、という流れでしょう。一年位でやりきる必要が。
決定したら、選定プロセスの全てを開示するのが少数株主を守るためにも必須でしょう。