2022/10/10

【提言】EV普及の鍵を握るのは、「普通のコンセント」だ

NewsPicks編集部 記者
スマホの電池容量が残り少なくなって、ひやひやした経験はありませんか。
電車の中でiPhoneの充電が切れ、改札を出られなくなる経験をした身としては、EVの「電池切れ」は想像するだけで恐怖です。
EVの普及がなかなか進まない要因のひとつとして、充電インフラの不足が挙げられます。
下のグラフをご覧ください。中国を筆頭に、各国で充電器の数が年々増加しているのに対し、日本はこの5年ずっと横ばいです。
そんな中、ソフトバンク発のスタートアップであるユビ電が、オリックスと連携して2026年までに5万基の充電器を設置するというニュースが飛び込んできました。
これは政府が掲げている目標の3分の1の規模にあたり、実現すれば国内最大級となります。
EVを普及させる上で避けては通れない、充電インフラ問題。なぜ日本は遅れており、ユビ電はこれをどう解決しようとしているのか。山口典男代表取締役に、話を聞きました。
INDEX
  • 日本が「後れ」を取った理由
  • 家で充電したらいいんじゃない?
  • 「コンセント」をビジネスに
  • 「エレベーターのないビル」は嫌だ
  • 充電インフラとEV、どちらが先か?