「株価2万円超え」我々はどう考えたらよいのか 浮かれてなんかいられない!
コメント
注目のコメント
相場は色々。バブルの時も別の異常さだったし、毎回違うものなので、冒頭の「30年見て…」という話は別にどうでもよい。株価自体に関しては、皆が上がると思っていたらもう既に上がっているだろう、なのでこういう考え方もあるという程度。
2ページのバリュエーションについての話。PER17倍(下記に日経の相場ページあるが、現在は予想ベースで16倍、実績で16.6倍。利益予想で議論すべき話だが、水準がズレているし、こういう記事は明確に記載することが重要で、特にマーケット出身者が書く記事では、こういうのちゃんとしてほしい)という現在の水準間はどうか?
自分は安いとは決して思わない。日本は時価総額ベースで半分くらいは製造業、海外展開も進んでいるが為替にも左右される。景気が良い時のPER16倍は、景気が悪化すれば25倍とかにも上がる。PBRでは1.40倍で、PERとPBR割り算すると予想ROEは8.8%。それに対してPER16倍というのは少し評価しすぎだと思っている。
またPERがこれくらいあるということは、マルチプルの拡大にはあまり期待できない(あるとすればバブル化、それもあるかもしれないが…)。企業業績の伸びがキーだが、「過去最高益」という言葉が新聞をにぎわせるように、結構いい水準。それも更新していくこともあるかもだが、マルチプルはそれを織り込んでいるように見える。日銀の買いとかもあるから、2006~2007年半ばまでのレンジ相場(劇的に下がりもしないが、上がりもしない感じ)になるのではと思う。
※書いてみると、日経の「経営者に聞く年末の日経平均予想」みたいなつまらない結論になる…まぁこんなもんです。
http://www.nikkei.com/markets/kabu/japanidx.aspx年末年始の記事は内容的に薄い物が多くてコメントしずらいです。ちなみに80年代のバブル、米国のQE3までの動き、現在の欧州の債券市場も、中国の株式市場も官製相場の性格が強いと考えます。相場というのは政府、中央銀行連中、民間の相乗効果のなかで株価形成されているのできちんと仕分けをしながら相場を語らないと読者に誤解を招きます。一般大衆紙向けの記事だから仕方ないのかな。
官製市場。何だか今までにない不安を感じるなぁ。年始から暗い私。あけましておめでとうございます。
以下抜粋
株価が上がれば上がるほどに、その異常さを警告するアラームが鳴り響いているように、私には見えるのです。