オートデスクのCEOが語る、メタバースが抱える大きな課題
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メタバースを土木・建築設計の段階での使用はとても現実的ですし、有用的ですよね。
広報としても、プロ野球の日ハム新球場なんかも、技術が間に合っていれば、完成まではメタ空間の中でボールパークを体験できれば相当認知度・人気は高まりそうです。クラウド型のFusion360がメタバースの到来により、バラバラなチームを統合し、更にリアルタイムデータ活用のデジタルツインに道を開くという絵に繋がります。
設計データをクラウドに上げるというのは、オンプレミスで設計をしている大多数の企業や設計者には、大きな抵抗があります。
それをAutodeskは早くからオンプレからクラウド移行を進めてきました。もちろんダッソー も考えていますが、AutodeskのFusion 360は、その姿勢が明確です。それはSAPのS/4HANA Cloudがパブリッククラウドへの移行により、基幹システムを常に最新にし社内ITエンジニアの人的資源をより付加価値の高い業務に振り向けることを提唱するのと良く似ています。
大型プロジェクトを追考するには、どれほど優秀なエンジニアリング会社であっても、さまざまな直接間接の広範囲に及ぶ協力企業や関係者とリアルタイムで密接な調整をすることは、ほとんど不可能でしょう。
インフラ施設やプラント、大型建築など専門の3Dソフトウェア企業もデジタルツインを志向したソフトウェアを開発したり、あるいは買収したりしてきています。
M&Aがこれからも加速し、3Dソフトウェア上で、リアルタイムでメタバースが可能となる日は来るでしょう。その投資は半導体投資のように巨額になると思います。
そうは言っても、ARメガネやIoTセンサーなどデバイス側が大手3Dソフトウェアメーカーの思惑通りにはいかないでしょう。MicrosoftやAmazonなどハイパークラウドサービス企業が、メタバースへの投資が大きいということもあります。
メタバースが幻滅期に入ろうとも、巨大IT企業が3Dソフトウェアメーカーがクラウド上で実現されるサービスを利用することになるという確信を持っていることは間違いなさそうです。ハイプのサイクルで説明される通り、「面白い」→「すごい」から、「これってどうなんだっけ?」がちゃんと議論されるようになってきている、いい切り替わりのタイミングになってきていますね。
なんかよくわからないけどきっと面白い可能性があると思う、というのは、実はとっても初期のインターネットがそんな感じでした。(古すぎる話?)なので、ブレークスルーって、そんなに遠くない将来にやってくると思うんです。そう信じて、面白がるのが大切なんじゃないかと思っています。
それにしても、あのゴーグル、なくなんないかなー。