米FRB、物価引き下げの手段を保有=SF連銀総裁
コメント
注目のコメント
本当に中長期のインフレ期待が上離れしないのであれば、FRBも中立金利を上回る引き締め状態を維持する必要はなくなり、景気の鈍化とともに政策運営の転換を図ると言う、市場が期待するシナリオへの可能性を開くことになります。
もっとも、インフレ期待は家計や企業、エコノミストや市場関係者といった主体ごとに区々となりうるほか、タイムリーで正確な把握が困難という難点もあります。
その意味でも、インフレ期待に密接に関連する指標である賃金や価格の設定行動に注目し、その動向如何によって政策運営を決めることが有用であり、かつこの点についてFRBと市場が理解を共有することが望まれます。