【動画】東大超え、沖縄の「秘密の科学者集団」
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ペーボ博士が在籍する沖縄のOISTとはどんなところか、2019年に取材した動画ルポを再掲します。論文ランキングで世界トップ10に入る、「人材の宝庫」がなぜ生まれたのかを探りました。
動画に登場するグルース学長はペーボ博士と同じドイツのマックス・プランク研究所の出身。その人脈で多くの優れた研究者が教員に名を連ねていますが、その「人材力の起源」がどこにあるのか、なぜ沖縄なのか、など、生臭い話も含め解説しています。
3年前の動画ですが、日本の研究環境についての指摘も示唆が多く、改めて多くの方に見ていただきたいと思います。OISTの魅力・今後の課題がギュッと詰まった動画でOISTのこと知るには非常に良い動画です。
課題として話していた予算面。
沖縄振興予算は年々減少している一方、OISTへの予算は2023年度219億円(2022年度比+20億円)と過去最高になっています。
しかし、OIST側が求めている研究施設レベルに達していないことから予算に対して課題を打ち付けてるのかと思います。
予算を出す国側としては、沖縄の課題解決にまだ寄与していないと言った発言がありますが、OISTが行っているのはあくまで基礎研究。それを有効活用していくのは民間企業側なので、民間企業の誘致を沖縄県が必死に行っていかないと発展は厳しいかと思います。
気になるのは、沖縄県自体が県外の企業進出に対してあまり前向きでないこと。それは、沖縄県にお金が落ちないと言った理由が大きいですが、個人的には、この閉鎖的な考えを変えていかないことには厳しいと思います。チャンプルー精神で色んな地域と連携していく方が何かと良いと思うのですが。OISTは本当にユニークな研究者、研究が多いと感じます。世界で急減するミツバチの実態を愛故に研究したり、ポケモンGOと生物学とを結びつけるような研究をしたり。
以下はそんな異能の研究者たちにまつわる連載です。
https://globe.asahi.com/series/11014996