経産省、デジタル広告に世界初の規制拡大 グーグルなど3社指定
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既に施行されているデジタルプラットフォーム取引透明化法の3つ目の分野、魑魅魍魎の住む世界「デジタル広告」。経産省もかなり時間をかけてリサーチしてくださり(ヒアリングも何度か受けさせていただきました)、この複雑な市場を棚卸ししてくれています。
不公正/不透明な取引をいきなりお上が規制するのではなく、まずはプラットフォーマー自身の自主規制に委ね、市場環境が整備されたかどうかを経産省側がモニターしながら、不当な取引態様には公正取引委員会が出てくるという形。いわゆる「自主・共同規制」ですが、先を行くアプリストア市場、オンラインモール市場ではそれなりに市場の環境整備に結びついた(プラットフォームによる取引態様は一定程度改善されている)と考えておりますので今回も注視しつつ期待大です。確かにすごい踏み込んだ規制だと思います。でも、どのくらい実効性を持つんだろう?
例えば
「3社に対し、取引条件の開示と手続きや体制の自主的な整備、自社の取り組みをまとめた報告書を毎年度提出するよう求める。」
という点ですが、取引条件の開示なんて受け入れてもらえるのか?
それと、GoogleはGoogle広告だけ、つまり検索とディスプレイの「広告主」向けは対象のようですが、パブリッシャー向けのアドセンスやアドマネージャーは入らない