[29日 ロイター] - 米製薬会社アミリックス・ファーマシューティカルズは29日、開発を進めていた筋萎縮性側索硬化症(ALS)の進行を遅らせる治療薬が米食品医薬品局(FDA)の承認を得たと発表した。患者の延命につながる可能性がある。

医療専門家は近く同薬の処方箋を書くことが可能になり、「レリブリオ」の製品名で販売されるという。

アミリックスの共同最高経営責任者(CEO)であるジョシュ・コーエン氏とジャスティン・クリー氏は声明で「ALS患者に待ち時間がないことは承知しており、当社は米国内での商品化を迅速に進める用意がある」と述べた。

ALS患者の平均余命は2年から5年だが、スティーブン・ホーキング博士のように、もっと延びる場合もある。患者支援団体のALS協会によると、米国の患者数は3万人余り。

アミリックスのALS治療薬はカナダで6月に条件付きで承認を得ている。

FDAがALS治療薬を承認するのは田辺三菱製薬の「ラジカヴァ」、ジェネリック医薬品の「リルゾール」に続いて3件目。

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