[29日 ロイター] - 米スポーツ用品大手ナイキが29日発表した第1・四半期(8月31日まで)決算は20%の減益となった。北米市場で過剰在庫に向けた大幅値引きやコスト増が響き、マージンも大幅に低下した。

引け後の時間外取引でナイキの株価は5.2%下落した。年初からは約43%値下がりしている。

第1・四半期の純利益は14億7000万ドル(1株当たり0.93ドル)と、前年同期の18億7000万ドル(同1.16ドル)から減少。

粗利益率は220ベーシスポイント(bp)低下の44.3%。リフィニティブがまとめたアナリスト予想は45.4%だった。

第1・四半期末時点の在庫は44%増の97億ドル。輸送・原材料費の拡大で、コストも10%増の39億ドルとなった。

一方、総売上高は4%増の126億9000万ドルで、アナリスト予想の122億7000万ドルを上回った。