[24日 ロイター] - 米食品宅配オンラインサービスのインスタカートは新規株式公開(IPO)に向けて人員削減や採用停止などのコスト抑制策を実施していると、ニュースサイト「ザ・インフォメーション」が24日、関係筋の話として報じた。

インスタカートは5月、米証券規制当局にIPOを非公開の形で申請したと発表した。ただ3月には、市場の不安定さを背景にバリュエーションを40%近く切り下げて約240億ドルとすることを余儀なくされた。

報道によると、同社は過去2カ月間に中間業績評価を行った後、3000人超の従業員の一部を解雇。ここ数週間で少なくとも3人の上級管理職が解雇されたが、経営陣は含まれていないという。

インスタカートは7月、上場後に創業者のアプールバ・メータ氏が会長職を退き、退社すると発表している。

同社はまた、さまざまな職種で採用を一時停止したほか、管理職は出張やチームの集まりなどの分野で支出を抑制するよう指示を受けたという。

同社はロイターの取材に対しコメントを控えた。