ロシア、対象外も招集 動員めぐる混乱に親プーチン派も苦言
コメント
注目のコメント
「ノルマ」というのは、第2次世界大戦後、60万人もの日本人がシベリアに抑留された結果、日本に入ってきたロシアの言葉ですが、ロシアの行政はノルマで動きます。
ノルマの達成のためには、手段も内容も問題になりません。「おまえの自治体からは1000人集めろ」と命じられれば、自宅に押し入って男を見つけたり、通行人の男を捕まえたりして、1000人集めます。
ノルマには時間制限がありますから、集める方も必死です。ノルマを達成できなければ、徴兵官自身と親兄弟が行かされるかもしれません。
当然、日本のように、住民基本台帳で要件に見合った住民の名簿をつくって、まず郵便を送って、返信が無ければ電話したり自宅訪問して面談して、といったことはしません。そんなことでは時間内にノルマを達成できません。
ロシアの役所がノルマで動くのは、ソ連時代からで、帝政時代もそんなものでした。
あながち全く不合理というわけではなく、少なくともスピードは速いです。訓練もろくにしないで、戦線に放り込み、1か月もすれば3分の1は戦死、といったことをこの国は繰り返してきました。これは、1か月もすれば生死を共にくぐった経験を持つ戦友の絆が生まれ、後方には復讐心に燃える戦死者の遺族が数百万人生まれる、ということでもあります。
露自治体、なりふり構わず「動員」ノルマ達成に躍起
https://www.sankei.com/article/20220925-OUCJA3EKBBLNTHT7KF6YMUM3P4/下記は、5月のNPコメントです。
1945年から50年代、日本国はシベリア抑留(大変な苦労を理解しています)帰還者が持ち帰った思想(言葉も)に恐れていました。
「今日のノルマ」「ダモイ」「ダワイ」よく聞かされた言葉です。
特にノルマは、真面目な日本人に大きく影響しました。
アウシュヴィッツの惨劇も、厳格に物事を進めるドイツ人官僚・事務官が、机上の数字達成を的確に進めた結果でもあると言われている。
今回も、ロシア地方官が、各自のノルマを早急に仕上げようとすると、30万人を大幅に超す可能性が有ります。
「人」ではなく、単に「数字」合わせが進むのが怖いです。