福島の過酷事故の反省の下に独立の組織として出発した原子力規制委員会ですが、時間の経過とともに独立性は揺らぎ始めています。更田豊志委員長が21日に退任すると、規制委発足時のメンバーは全員いなくなります。事務局である原子力規制庁のトップ3は今年、すべて経産省出身者になりました。経産省の原子力関連部署との人事交流を禁じるルールも、有名無実化しています。そして、突然の岸田首相の原発回帰の方針表明です。政治からの独立を守れるのか、まさに正念場の10年目になります。
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