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【解説】したたか?孤立?米ロで揺れるインド外交

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    上海協力機構というのは、1996年の発足の経緯からいえば、中国とロシアのゆるやかな同盟、という面が大きいです。
     冷戦時代の後半は、中国とソ連は、世界で最も核戦争に突入する可能性が高いであろうくらいの宿敵でした。
     1991年のソ連崩壊後、この宿敵関係は徐々に解消され、ゆるやかな同盟関係を築いていきました。中国にとっては、経済的には米国や日本の方がはるかに重要でしたが。
     国力の小さい割には米国と対決する世界戦略構想を追求するロシアと違って、中国は世界をどうこうするという構想は特にないので、所詮、中国とロシアでは同床異夢なところがあります。

    インドは、大国になりきれない国です。インドも、世界をどうこうする戦略や構想などありません(日本もそうですが)。
     中国が古代から現在に至るまで東アジア秩序の枠内で物を考えるように、インドもインド世界の範囲でしか外交を考えません。関心が及ぶのは、パキスタン、スリランカ、ネパール、バングラデシュ、アフガニスタンくらいまでです。
     なお、これは、インド人のエリートが米国に移住して起業家や経営者として活躍するとか、タタのようなゾロアスター教徒の財閥がグローバル企業をつくっている、とかいうのとは、別の話です。上澄みの個人はグローバルに活躍できる能力がありますが、国家とは全く別です。

    インドが上海協力機構に加盟したのは、2017年です。加盟したのは、それほどたいした考えはないでしょう。インドは、大国として遇されることは喜びます。QUADに参加したのもそういうことでしょう。
     しかし、インドは、インド世界以外のことは考えていないので、ロシアと一緒にNATOと対決しようとか、中国と一緒に米国と対決しようとは、夢にも思わないでしょう。日本が中東の戦争に参戦しようとは全く思わないのと同様です。
     しいていえば、冷戦時代の非同盟路線の名残でしょう。インテリだったネルー首相は、社会主義に夢を持っていて、ややソ連寄りの外交、経済政策をとりました。これは、現在に至るまでインドの社会、経済のいくつかの問題の原因になりました。
     現在は国際関係の構図が変わったので、非同盟路線など成り立たないのですが、インド世界の外に巻き込まれたくないインドとしては、米国や中国やEUとの具体的な同盟関係は望みません。アジア、アフリカ、中東には、こういう国は少なくありません。


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    キヤノングローバル戦略研究所 主任研究員

    インド外交に対して少し辛口な評価だと感じました。インドは自国の成長のためにうまく大国を利用してきたと思います。ロシアにはインド専用の戦闘機製造工場を造っているほか、中国向けよりもハイスペックの原子力潜水艦も導入しています。一方、QUADやIPEFで米国に対してはレバレッジして「いいとこどり」をしています。
    むしろ気になるのは日本のプレゼンスの弱さです。インドの人々は日本には親近感を持っており現政権は対日重視の姿勢を明確にしています。将来の超大国との関係づくりを急ぐべきだと思います。


  • NewsPicks 編集部記者

    皆さんはインドの国際社会における外交姿勢をどう見てますか?

    ①他のどの国とも「べったり」な関係にはならず自国の利益を追い求めるしたたかな外交、②西側諸国と仲良くしたりはたまた中ロに接近したり八方美人な外交、③中ロに配慮しているものの根本的な価値観は西側諸国と一致しているはず──希望的観測も含めて様々な捉え方があると思います。

    防衛大学の伊藤教授に取材したところ、どことも深すぎる協力関係を結べないのにはインドならではの事情がありました。

    人口・経済力ともに伸び続けるインドの立ち位置は日本にも大きな影響を及ぼします。インドを引き込むにしても見守るにしても、どうしてそのような行動をとるのか背景を知ることはかなり有益なことに感じました。


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