カード手数料、11月末公表へ 国際ブランド、普及後押し
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この公表のミソは、標準料率であること。
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ビザなどクレジットカードの国際ブランドが、カードを取り扱う会社間の取引手数料「インターチェンジフィー」の標準料率を、11月末をめどに公開
実際には、業種、規模、海外取引か国内取引か、ブランドへのsettlementの提出日数などなど多種多様な要素により細かく料率は決められています。
標準料率だけを見て高いので安いのと評論されても、机上の空論です。ようやく。
ちなみにEUではインターチェンジが0.2~0.3%に上限規制されているわけですが、日本のそれとしてどのような数字が出てくるか乞うご期待。
インターチェンジなどイシュアが得る収入のかなりの部分はポイント還元などの販促費用に流れるので、インターチェンジの引き下げはポイント還元率の引き下げに繋がるはずです。
それだけ見ると消費者には損ですが、逆に言えばそのポイント還元の原資の一部を店舗(加盟店)が被っていた構図なので、会費無料でリボ払いでもないのにポイント還元される日本の不思議が無くなるのは有る意味でフェアだと思います。ようやく日本もという感があります。これまでブラックボックスになっていたインターチェンジ手数料が、ようやく公開に。
これを公表することにより、加盟店手数料がさがり、マーチャントのカード受付が進むというシナリオです。
世界では大手小売流通と国際ブランドが手数料でしばしば訴訟で争っています。日本にもその流れがくるのでしょうか。
いずれにせよ、手数料の透明化で、ようやく日本も経済先進国の仲間入りとなります。