IMF、食料危機対応で緊急支援枠拡大を検討 約50カ国に
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Rapid Financing Instrumentは、IMFが、自然災害や紛争によって財政危機に面した国に、融資する制度です。
ゼロ金利で、5年~10年以内の返済が求められます。
500億ドルの枠があり、低所得国向けには100億ドル、それより豊かな新興国向けには400億ドルの枠が想定されています。
2020年、21年は、コロナ禍によって財政が悪化した低所得国57ヵ国が、270億ドルの融資を受けました。
今、ウクライナ政府が、Rapid Financing Instrumentからの14億ドルの融資を求めています。
この状況で、食料危機対応で融資を求める国が増えるとすると、特に低所得国向けの枠が、非常に不足することになります。
IMFには、1兆ドルの基金なので、当面は対応できますが、低所得国向けのゼロ金利融資を増やさざるをえないケースが増えそうです。
速やかな実行が可能なIMFの緊急融資制度(500億ドル)についての質問と回答
https://www.imf.org/ja/About/FAQ/50-billion-rapid-disbursing-emergency-financing-facilities